らくてん会

らくてん会は西成寄席のお世話とアマチュア落語・演芸のサークルです。

活動全体

◇第27回「らくてん西寄席」(令和3年8月21日中止)(令和4年2月19日)

  • と き   令和4年2月19日(土) 午後2時開演
  • ところ   西区老人福祉センター
  • 入場料  無料
  • 番 組  唐亭一寸風「ふぐ鍋」/ 一山亭南坊「短命」/ らくてん亭水車「こてこて劇場・男の花道」(桂三枝・作)/(仲入り)/ 五月家安庵「鉄砲勇助」/ 団子家みたらし「ちりとてちん芸者版」
    (三味線:猪名川亭青波)<コロナのまん延防止等重点措置の実施により、同種施設では開催を中止されるところも多い中、西区老人福祉センターの英断で開催されました。外出の機会が減り、笑う機会も減ってしまった高齢者のため、万全の対策を講じた上での判断に、出演者側としても本当に感謝・感激です。
     お客様は、応募多数のため抽選によりご来場いただいたとのこと。各口演への反応も良く、またお客様のお一人から、着物の好きだった亡き夫が東京へ行くたびに買って来られたという羽織の紐を4組もご寄贈いただき、演者にとって二重にも三重にも嬉しい日となりました。
    これまで出演をお願いしていた当会の催しが2回連続中止となったゲストの団子家みたらしさんも、お客様から「こないだ賞をとってテレビに出ていたプロの落語家さん(二葉さん?)」と間違われ、気を良くして帰られたのでは!? お酒を飲むシーンもいつも通り秀逸でした。>

◇第3回「てんのじ村寄席・らくてん会の会」  (令和3年11月13日)

(「らくてん寄席」のかわりに臨時開催します)

と き  令和3年11月13日(土) 午後2時開演 (1時30分開場)

ところ     山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)


入場料  無料

番 組 一山亭南坊「化物使い」/ 猪名川亭彰太郎「子ほめ」/ 唐亭一寸風「代書」/ (仲入)/ 「磐若寺の陰謀」(小佐田定雄・作)らくてん亭水車/ 五月家安庵「壷算」  (三味線)猪名川亭青波

<今回は久し振りに事前予約なしの入場としましたが、お陰様で前回を相当上回る数のお客様にお越しいただきました。
 お客様の反応も良く、この点でも前回とは大きく違っていたのが有難く、コロナ禍がこのまま収束することを願わずにはおられません。一番手の南坊さんが「化け物使い」を初演。これは申告時間の倍かかり、他の演者も力が入り、終演時刻が予定より大幅に遅れることになりました。しかし、途中で帰られるお客様は一人もなく感謝、感謝です。
 集合写真にあるように、水車は口演中に、龍の絵の入った手拭いとサゲで河童に見立て頭に載せる皿を、噺の小道具として用いました。邪道ではありましょうが、お客様から「オー」という歓声が上がったのは多少の効果があった証かと、当人は自負しています。>

◇第16回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (令和3年11月7日)

◇と き  令和3 年11月7日(日) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ    山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)    

       詳細はてんのじ村寄席ホームページへ(http://tennojimura-yose.rakutopia.jp)

◇入場料  無料

◇番 組      柱祭蝶「ろくろ首」 / 悠々亭伸輔「お茶汲み」/ 唐亭一寸風「ふぐ鍋」/ (仲入)/ 一山亭南坊「小言幸兵衛」/ 古印亭勝丸「鹿政談」
(三味線)まきぞう (鳴物)隣乃玄関

<10月から新型コロナ感染症の非常事態宣言が解除され、今回久しぶりに登録者以外にも案内広報をさせていただきました。お陰様で、収容率を通常の3分の2に設定した客席は事前の予約で全て埋まり、前回とは打って変わっての盛況となりました。当寄席は初めてという方が3分の1を占めたことも嬉しい誤算です。
 お客様の雰囲気も最初から明るく、反応も良く、落語を聴こうと言う熱心が伝わるゆえか、演者も全員気合の入った熱演でした。これがアンケートの結果にも反映して、本日の当寄席の評価は「大変よかった」が約5割、前回より倍増しました。
 季節も良く、常時窓を開けて換気しましたが、ソーシャルディスタンスという面で受ける感じは今回の設定客席数が当面限界であるように思われます。自主的な感染予防対策を引き続き講じてまいります。>

 

◇第15回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (令和3年8月8日)

◇と き  令和3 年8月8日(日) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ    山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)    

       詳細はてんのじ村寄席ホームページへ(http://tennojimura-yose.rakutopia.jp)

◇入場料  無料

◇番 組       唐亭一寸風「つる」/ 五月家安庵「明石飛脚」/ 隣乃玄関「禁酒関所」(仲入)/ 華乃ひかる「動物園」/ らくてん亭水車「こてこて劇場・男の花道」(桂三枝・作)/(三味線)まきぞう

今回は新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言下、収容率50%以内など大阪府のイベントに関する要請に即して種々対策を講じての開催です。
 少人数ながら熱心なお客様にご来場いただき、演者にとっても久しぶりの高座でそれぞれ精魂込めた口演となりました。安庵さんんが初出演。まきぞうさんの三味線に祭蝶さんの笛も入いったハメモノに乗って「明石飛脚」のかなり長いバージョンを気持ちよさそうに演じました。>

 

 

◇第2回「てんのじ村寄席・らくてん会の会」  (令和3年7月18日)

◇と き  令和3 年7月18日(日) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ    山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)    

       詳細はてんのじ村寄席ホームページへ(http://tennojimura-yose.rakutopia.jp)

◇入場料  無料

◇番 組       唐亭一寸風「青菜」/ 五月家安庵「手水廻し」/ らくてん亭水車「こてこて劇場・男の花道」(桂三枝・作)/ (仲入)/ 猪名川亭青波「三味線漫談」/ 一山亭南坊「千両みかん」

定例の「らくてん寄席」の会場=西成区老人福祉センターがコロナワクチンの接種会場となっているため、代わりに山王福祉会館で臨時開催しました。
 らくてん会としては、本年2月の「らくてん西寄席」以来ひさしぶりの落語会です。コロナ禍が始まって以来、当会の落語会は実施できてもすべて登録者のみに案内し事前予約制をとっているため、ホームページでの事前告知もいたしませんでした。
 今回から、五月家安庵さんが当会のレギュラー・メンバーになりました。安庵さんに加え、ゲストの猪名川亭青波さん、三味線の猪名川亭あん光さん、それに水車も池田の落語みゅーじあむ受講生という、池田色いっぱいの回となりました。>

◇「西成寄席」は第100回をもって終了しました 

◇と き   令和3年2月26日(金) 午後6時開演(5時30分開場)
◇ところ   西成区民センター 2階会議室 (大阪市西成区岸里1-1-50)
◇入場料          1,300円
                       (65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
◇定 員  50名(先着順)
◇番 組   「つる」露の新幸/ 「秘伝書」笑福亭飛梅/ 「井戸の茶碗」桂 春若/ (仲入り)/ 「ちりとてちん」笑福亭遊喬/ 「猿後家」桂枝女太

<まだ新型コロナウィルス感染症・非常事態宣言の期間内ゆえに(3日後に解除されることが本日決定)、万全の対策を講じての開催となりました。座席数の上限についての市の方針がやや緩和され従来の3分の2を配することが可能になりましたので、以前同様に区民センターの2階会議室を会場とすることができました。大ホールを使わざるを得なかった前回・前々回と違い、演者にとってもお客様にとっても互いの熱気を感じられる寄席らしい雰囲気がもどりました。
 開演・終演の時刻を30分早め、演者さんには時間の厳守をお願いしましたことも効を奏したのか、各口演ともメリハリの効いた熱演となり、またお客様もグッと聴き込んでおられる様子がありありで、終演後、演者さんからはお客様の反応がよかったと、お客様からは久し振りに楽しかった、面白かったと、口々におっしゃっていただき、世話人としても嬉しい限りでした。
 当寄席は、今回で第100回を迎えました(うちコロナで2回中止)。年4回開催して25年。途中主催者など運営のあり方に変遷はありましたが、一貫して係わってまいりましたらくてん会一同として、支えて頂きました西成区役所、大阪市コミュニティ協会西成支部協議会、協賛団体・企業・個人の皆様、桂春若師匠はじめ出演落語家の皆様、そして何よりも大勢のご来場のお客様に心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 今回で当寄席は一区切りとなります。8年間続いた区役所事業(コミュニティ育成事業)としては今年度(令和2年度)限りで打ち切られることが決まっており、また当面区民センターが新型コロナウィルスのワクチン接種場所となることから、次年度以降については、現在全く不透明な状態です。>

 

 

◇第14回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (令和2年12月20日)

◇と き  令和2年12月20日(土) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ    山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)    

       詳細はてんのじ村寄席ホームページへ(http://tennojimura-yose.rakutopia.jp)

◇入場料  無料

◇番 組       七福亭茶錦「浮世根問」/ 華乃ひかる「餅屋問答」/ らくてん亭水車「二番煎じ」/ (仲入)/ 唐亭一寸風「上燗屋」/ 柱祭蝶「天狗裁き」

<今回も案内先を登録されている方々のみにご案内し、事前予約制で実施しました。新型コロナウイルス感染症の赤信号がともるなか、主催者として精一杯の対策を講じての開催です。入場者数制限、マスク着用・手指消毒、常時換気など前回からの対策に加えて、体温測定、高座にアクリル板のパーテーション設置など新たな対策も施しました。
 お客様には、常時換気で寒いなかを屋外と同じ服装で鑑賞いただき、途中携帯カイロを配らせてもらいました。また途中アクリル板への天井照明の映り込みに気づき、仲入りからのち一部照明を消すことも。
 こうした厳しい条件のなかでしたが、アンケート結果をみれば内容の評価として「大変よかった」がこれまで最高の割合となり、お客様から励まされご祝儀をいただいた気持ちです。>


 

 

◇第99回「西成寄席」                 (令和2年11月27日)

◇と き   令和2年11月27日(金) 午後6時30分開演(5時45分開場)
◇ところ   西成区民センター ホール (大阪市西成区岸里1-1-50)          
◇入場料          1,300円
                       (65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
◇番 組
「色事根問い」  笑福亭呂翔
「牛ほめ」     桂 治門
「禍は下」     桂 春若
<仲入り>
「鬼あざみ」    桂 あさ吉
「民謡温泉 お笑い教室」桂 文福

第99回となる今回も前回に引きつづき区民センター・ホールでの開催となりました。新型コロナ感染症の第3波が到来する中、感染予防のためソーシャルディスタンスを確保する対策の一環です。
 前回、高座から見てイス席の左右間隔がかなり空いたまま縦に1列ずつ整然と並ぶ状態は大変やりにくかったとの演者さんの声に応え、今回はイスの横の並びを前後でずらし、相対的にはお客様がまんべんなく広がって見えるように席を配置してみました。前回よりお客様の数自体も多く、少しは演じやすくなったのではと思います。
 各演者さんの口演にも力が入り、朝吉師の講談風「鬼あざみ」が途中の切りで終わるころにはかなり押し気味の時刻、さらにトリの文福師匠もあの迫力ある美声で相撲甚句や民謡・演歌を交え大熱演、本来700人収容の大ホールを十分の一以下のお客様の笑い声で満たしていただき、刻限をかなり超えての終演となりました。
 文福師匠には、「ふ」から「と」になるのは将棋だけに・・のポスター・ビラのことなども聞かせていただきたかったところですが、今回も落語家協会の方針に沿って打ち上げはなし。早い終息が望まれます。>


◇第63回「らくてん寄席」                (令和2年11月7日)

◇日 時  令和2年11月7日(土) 午後1時30分開演 
◇場 所  西成区老人福祉センター 1階大広間
◇入場料  無料

◇番 組
一山亭南坊「酒の粕」/ 猪名川亭あん光「紙入れ」/ 隣乃玄関「近日息子」/
(仲入り)/ 唐亭一寸風「時うどん」/ らくてん亭水車「仔猫」
(三味線)猪名川亭青波
今回も新型コロナ感染症対策として、入場者数制限、事前予約制による開催となりました。従前座席数の約半分の予約を受け付け、当日欠席があった一方予約失念の方若干名を受け入れ、ほぼ予定通りの数のお客様となりました。
他の諸室も利用者が制限されていて、いつもは大勢の利用者でにぎやかな当センターがガランとして淋しく、職員の皆様のご努力でこうして落語会を開催できる有難さを一層噛み締めつつ、出演者全員が熱演しました。
会場には、設営前、舞台と客席を仕切る大きなビニール・カーテンが掛かっていましたが、新調されたばかりで縦横に折り目がつき、また透明度などにおいてもやや難があるため、折角ながらこれを外し、前回同様、高座にアクリル板のパーテーションを置くことにしました。窓から差し込む日の光の具合が違ったためか、前回と異なり、演者の側に自分の姿が少し映り込んで、気になる人は気になる課題が残りました。
水車は、今回「仔猫」という30分を超える大ネタのネタおろしでしたが、足はしびれつつ何とか大きな失敗はなくやり切れてホッとした様子。終盤、おナベの長語りを、青波さんの三味線「四つの袖」で盛り上げていただき、また気になっておナベの事情、番頭の反応を少し変えて演じました。加えてオチの言葉「かぶる」について2つの意味(染左師匠より教授)に想いがいくようマクラで少し粉を振りかけておいたのも効を奏したと思われます。オチを言った直後、お客様からオーという声が上がり、水車は大喜び。>