- と き 平成30年5月25日(金) 午後6時30分開演 (45分前開場)
- ところ 西成区民センター 2階会議室 (大阪市西成区岸里1-1-50)
- 入場料 1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
- 番 組
「平の陰」 露の瑞
「いらち俥」 桂 小鯛
「天狗裁き」 桂 春若
中入り
「鯉盗っ人」 桂あさ吉
「質屋蔵」 笑福亭銀瓶
<日中の最高気温28℃というとても5月とは思えない夏日となりましたが、今回も大勢のお客様にお越しいただきました。春の服装の方、夏の服装の方が入り混じる中、寒がる人、暑がる人。エアコンの調整が大変でした。
高座は客席よりはただでさえ暑いところ、「いらち俥」の小鯛さんは汗だくの状態。夏用の薄物を着た春若師匠の涼しげなご様子が印象的でした。
中入り後の「鯉盗人」では板前を演じるあさ吉師匠の料理の仕草・手さばきが素晴しく、マクラにあったあさ吉師自作のイワシの煮つけと漬物をざこば師匠が「嫁はんに食べさしたい」と絶賛されたというのもなるほどと頷けることでした。なおついでながら、この口演では、良い音を出すのが大変難しいと定評のある当寄席の銅鑼を打つ小鯛さんのボ~ンも秀逸でした。トリは、エアコンの調整にも奔走された銀瓶師匠の「質屋蔵」。長尺の本格的な古典落語の熱演に、会場は笑いでやはり熱く沸き上がり終演を迎えました。
後の打ち上げでは、上方落語協会の会長選の裏話に期待しましたが、前日のしごく説得力のある立候補演説から順当な結果ということで、むしろテレビで紹介されたカナダ人の新人落語家・桂福龍さんの修行模様のことで盛り上がりました。>
« ◇第9回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」 (平成30年6月3日)
◇口上(第89回「西成寄席」) »