- と き 令和元年5月31日(金) 午後6時30分開演 (45分前開場)
- ところ 西成区民センター 2階会議室 (大阪市西成区岸里1-1-50)
- 入場料
1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円) - 番 組
「手水廻し」 桂 恩狸
「そこつ長屋」 笑福亭喬若
「三十石」 桂 春若
<仲入り>
「権兵衛狸」 露の吉次
「夢の酒」 林家染二
<第1回から古典落語を基本とした番組編成を貫き、それでいて多彩な演者・演目が並ぶのが当寄席の特徴です。今回も、桂春若師匠の付き合いの広さが反映された構成となりました(因みに春若師匠は近年上方落語協会の番組編成委員長も務められます)。
喬若師の「そこつ長屋」、吉次師の「権兵衛狸」、そしてトリの染二師匠の「夢の酒」。皆さん中身は上方風にめちゃ面白く、しかもオチなどはやはり江戸テイストで洒落ている、三粒で六度おいしい、いや染二師匠のは大粒だったので十粒相当で何度もおいしく、お客様も大満足の態の一夜でした。
後の打ち上げでの話題の一つはやはり林家一門の大御所・染丸師匠のこと。ご著書も数々ありますが、音源CDや解説ばかりでなく三味線の文化譜まで付いた「上方落語・寄席囃子の世界」は我々素人連にとってもどれほどの福音であったことか。それと、吉次師とは、眼鏡をかけて古典落語を演じることの是非についても話が及びました。五郎兵衛師匠からは何度も注意されたとのことですが、お客さんが見えずに噺をするのはつらいとのこと。後で調べてみれば、眼鏡着用派の落語家さんんも少数ながら他にもいらっしゃいます。春若師匠もどっちでもえええとのこと。これも素人連にとって福音です。>