◇と き 令和2年8月28日(金) 午後6時30分開演 (45分前開場)
◇ところ 西成区民センター ホール (大阪市西成区岸里1-1-50)
◇入場料 1,300円
(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
◇番 組
「初天神」 笑福亭智丸
「稽古屋」 桂 福丸
「鹿政談」 桂 春若
<仲入り>
「風邪うどん」 桂 阿か枝
「相部屋」(桂三枝・作)桂 三歩
<8月28日(金)に第98回の「西成寄席」を開催しました。本年2月、5月の公演が中止となり昨年11月以来9カ月ぶりの開催でした。会場を西成区民センター2階の会議室から1階の大ホールに替えて、換気や座席数、座席間隔の面を含めて新型コロナ感染症予防策を講じての再開です。
座席数は定員700名の会場に70席。寄席としてどうにも雰囲気作りが難しいと考えていましたが、見栄えにおいては十分立派なホール寄席の感じになりました。音響も気になっていましたが、お囃子はよく響きかえって良い感じ。演者さんの声も最初は少し反響するのが気になりましたが、これもすぐに慣れてよく聴き取れました。
ただし客席どおしの距離があいているうえ、半分の入り、マスクをかけての鑑賞でしたので、どうしても会場が沸き上がるほどの笑いの連鎖反応、大爆笑とまではならず、後方から眺めていると、お客様の肩が無言(実際は声が出ている)でクスクス上下しているように見えました。致し方ないことながら、世話人としてはやや不完全燃焼に終わった気がします。次回、まずは全席を埋めることに努めましょう。
各口演自体は、皆さん2月から予定の演目を、満を持して熱演いただきました。トリの三歩師匠は当寄席初出演。トリが創作落語というのも初めてだったのではと思います。桂三枝(六代目文枝師匠)作の「相部屋」。お客様の肩の上下動が一番激しかった。
後の打ち上げは、一部の世話人・協賛者だけで、細やかに粛々と。これも当寄席初のことでした。>