令和元年10月14日の日曜日、第1回の「なんば甘茶寄席」を開催しました。
会場はOCATビルの4階、難波市民学習センターの講堂。昨年10月の第9回が最終となりました「三津寺甘茶寄席」、そしてその後を継ぐ会との思いで本年4月に開催しました「千日亭甘茶寄席」に替わるもの。千日亭が三津寺さんより狭く、また座席についての苦情もありましたことから、全部イス席で収容人員に余裕のある本会場に変更しました。お陰様で、大勢のお客様にお越し頂き、変更の甲斐ある結果になりました。
会場が広くなった一方、経費の関係で音響設備は使用せず、このため心配していましたのが演者の声の通り様でした。直接苦情をおっしゃる方がおられず、受忍の限度内だったかと一応安堵していますが、アンケートでは、後部座席の方を中心に「少し聞こえにくい」(ときどきまたは演者によるなど)と回答された方が2割弱おられ、引き続き課題だと思います。
もうひとつ心配していたのが終了時刻。ご多聞に漏れず時間押し気味に推移し、終演後の片付けの途中で「蛍の光」が流れるというセンター側の知恵に慌てました。日本人の国民的条件反射(年寄りだけ?)を利用したうまい誘導策だと感心する一方、終演前に流れたらつらいなあ-とこれも次回に尾を引く課題です。
トリを務めていただいた特別出演の圓九さんにも気を使わせてしまい、かなり早口で口演されましたが、さすがの滑舌、クリアでメリハリの利いた喋りでお客様をつかんで離さず、最後まで会場を沸かせていただき感謝感激感服しました。
何はともあれ、本日は大盛況、お客様にも「よかった」の声を多くかけて頂き、後の打上も楽しかった。
◎会場:難波市民学習センター・講堂 OCATビル4階
(浪速区湊町1丁目4-1、地下鉄・JR・近鉄・南海「なんば」「難波」駅下車)
◎番組:薫風亭ぽんぽこ「寿限無」/ 五月家晴太郎「月に群雲」/ 池田家ぼん彩「持参金」/ 猪名川亭水車「軒づけ」/ (中入り)/ 五月家安庵「手水廻し」/ 猪名川亭青波「Studyしまっせ大阪弁」/ 千里家圓九「植木屋娘」 世話人の会(安藤・伊藤・松井・水本)