- と き 平成29年11月24日(金) 午後6時30分開演 (30分前開場)
- ところ 西成区民センター 2階会議室 (大阪市西成区岸里1-1-50)
- 入場料 1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
- 番 組
「牛ほめ」 笑福亭縁
「ふぐ鍋」 林家染吉
「禍は下」 桂 春若
中入り
「ガマの油」 桂阿か枝
「へっつい幽霊」七代目・笑福亭松喬(三喬改メ)
<かなりの冷え込みの中、今回は高齢のお客様が増えました。開場の1時間以上前に来られた方もいらっしゃって、会場前の廊下に、かつて鶴瓶師匠が出演された回に匹敵する長~い行列ができました。
原因の一つは、地元在住の新人、縁さんの初出演でないでしょうか。まだ松枝師匠への入門修行の年季も明けきっていないとのこと。ちよっと緊張気味にスタートされましたが、後半は快調に前座を果たし、高座を降りる際には地元の方から花束が渡されました。会場で花束贈呈というのは当寄席初の慶事です。
もう一つの原因は、笑福亭三喬改め七代目・松喬師匠。終演後サインを求めるお客様もおられました。先代名人は全国にファンがいらっしゃいましたが、当代も全国各地でご活躍のよう。打ち上げでは、春若師匠、阿か枝師匠と、新幹線の席の取り方で盛り上がってはりました。鬼籍に入られた同輩・後輩のことや慰問に行かれる刑務所のこと、大相撲の不祥事などで話がやや暗くなりかけると「えらい話が暗ろなりましたなあ、もっと明るい話題を」と気を使われる意外と繊細な師匠でもありました。
番組は、春若師匠で中入り後、阿か枝師匠の軽妙な「がまの油」に続いて、大トリの松喬師匠が「へっつい幽霊」をたっぷり、お客様にはいつもながらニコニコと満足のお顔で帰っていただきました。世話人としても大満足の一夜でした。>
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