らくてん会

らくてん会は西成寄席のお世話とアマチュア落語・演芸のサークルです。

活動

◇第7回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (平成29年5月20日)

◇と き  平成29年5月20日(土) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ    山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)    

◇入場料  無料

◇番 組       唐亭一寸風「時うどん」/  七福亭茶錦「河豚鍋」/  らくてん亭水車「八五郎坊主」/
(中入り)/  古印亭勝丸「猫の茶碗」/  天満家哲ちり「口入屋」

第1回と第2回のお客様が8人だったので、末広がろうという想いで名付けたこの落語会。今回ついに33名となり、4回連続の増加、まだまだ寿恵広ガロの状態です。今回は泉笑会のベテランお二人の胸を借り、らくてん会のメンバーが中トリ、大トリを務めさせていただく形となりました。力不足を感じつつも、反応の良いお客様に助けられ、何とかオチでも笑いを頂戴して高座を降りることができました。後の打ち上げは、3月に同じ動物園前商店街で場所を移されたアジア料理のお店“ロータス”さんで。メンバー外の落語仲間も参加して、いつもの反省しない反省会とは打って変わった学生落研の様相。平均年齢は60歳台後半か?。>
  

◇第84回「西成寄席」                  (平成29年2月24日)

第84回

  •  と き   平成29年2月24日(金) 午後6時15分開演 (30分前開場)
  • ところ   西成区民センター 2階会議室        
  • 入場料
    1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
  • 番組
    「桃太郎」      月亭天使
    「代脈」         桂 鯛蔵
    「井戸の茶碗」  桂春若
    (仲入り)
    「ふぐ鍋」       林家染左
    「親子茶屋」     桂 文也 

    今回は、初登場の桂文也師匠が故・5代目文枝師匠直伝の「親子茶屋」を、当寄席としては第21回以来15年ぶりに掛けていただきました。以前のは桂米輔師匠による故・米朝師匠直伝のもの。こうした上方の情緒・雰囲気たっぷりのお噺が、「はめもの」の妙を含めて、ぜひ次の世代にきっちりと受け継がれていかれるようにと切に願います。第21回に染丸師匠の内弟子修行を終えてすぐのころ一番手で出られた林家染左師匠が今回四番手で登場。期待の星のお一人と思います。
     後の打ち上げには染左師匠から落語を習っているアマチュアが3人いて、皆はじめは先生を前にやや緊張の面持ち。春若師匠や文也師匠の歯に衣を着せない興味津々のぶっちゃけ話にすぐに盛り上がり、落語も打ち上げもやっぱり一期一会、その場その時限りのライブがええです。>

◇第54回「らくてん寄席」                (平成29年3月25日)

第54回
◇日 時  平成29年3月25日(土) 午後1時30分開演 (午後1時開場)

◇場 所  西成区老人福祉センター 1階大広間
          大阪市西成区梅南1-4-27(地下鉄「花園町」駅西へ200m)
            ☎06-6654-2951
◇入場料  無料
◇番 組  らくてん亭水車「二番煎じ」/    一山亭南坊「京の茶漬け」/  天満家哲ちり「持参金」/
七福亭茶錦「喧嘩長屋」/    笑人「天災」  (鳴り物)四笑亭〇丸ほか

<今回レギュラーでは唐亭一寸風が欠場。代わりに茶錦さんに助けていただきました。その茶錦さんが、お気の毒に演技途中で足がつり、ときどき詰まりながら演じきられました。これで解放されるという感じの晴れやかな切れの良いサゲにはお客様から大きな拍手が。トリで登場、マイク要らずの笑人さんは、自身が発した声のデカさに驚き、思わず既に自分で切ってあるマイクのスイッチを切ろうとする珍場面もありました。水車がまくらで噺に登場する「ツッコミ」(鳩徳利)の実物を披露。黒紋付の笑人さんの背景を白いスクリーンに替えたり。今日は、色々とこれまでにないことがありました。>

  
  


 

◇第5回「センター寄席」                (平成29年1月21日)

  • と き   平成29年1月21日(土) 午後1時30分開演
  • ところ  東住吉区老人福祉センター
  • 番 組  「にぎやか寿司」らくてん亭水車 / 天満家哲ちり「初天神」 /
    「阿弥陀池」五月家安庵 / 「くしゃみ講釈」唐亭一寸風
    <センターのご担当によれば、定員80名で募集したところ、即日に満員になったとのこと。ありがたいことです。>
       

◇第18回「らくてん西寄席」               (平成29年1月28日)

  • と き   平成29年1月28日(土) 午後1時30分開演
  • ところ   西区老人福祉センター
  • 入場料  無料
  • 番 組   唐亭一寸風「狸さい」/ らくてん亭水車「豊竹屋」/  五月家晴太郎  「粗忽長屋」/ 天満家哲ちり「時うどん」/ 一山亭南坊「雨乞い源兵衛」/
    (鳴り物:らくてん亭さくら、ほか)

◇口上(第83回「西成寄席」)

お運びありがとうございます。

  二ヶ月ほど前に、わたくしのガラケー(ガラパゴス携帯)がスマホ(スマートフォン)に替わりまして、いまだにイライラと画面を強打する日々を過ごしております。

 もともと、娘は早々にスマホに乗り換え、私と妻が古い携帯電話でした。契約会社はいずれも「au」だったのですが、他に家のパソコンと電話は「NTT」、一緒に料金を引き落としている妻の父親のiパッドが「ソフトバンク」という、いわば多国籍軍のような状況であったところが、妻がどこかで「まとめたら安い」という情報を入手し、以来統一軍で戦線を開くべく準備を始め、9月に我が家と義父の契約会社一本化を宣言しました。

 9月中旬の休日に「auショップ」に連れて行かれ、妻は娘と同じ機種を購入、わたくしは割引率の大きい機種があてがわれました。
 翌日、メールをしようと操作していると、前の携帯からコピーして貰った、いわゆる「電話帳」のデータが消えてしまいました。もちろん、何故そうなったかは分かりません。仕方がないので、再び古い携帯電話を持ってショップに行くと、「全部消えてしまう事ってあまり無いんですけどねえ」「しょっちゅう消えられてたまるか・・・」という言葉を飲み込んで帰りましたが、しばらくはメールをするのがためらわれました。

    わたしは、携帯電話では「通話」「メール」しかしておらず、「ライン」などは不要のものと思っておりましたが、同年代の同僚でわたしより一年以上早くスマホデビューした奴が「任せろ」というので任すと、「電話帳」に載っているひと全員に「ラインやろうゼ」という通知を一斉送信したようで、「スタンプ」というんですか、マンガのような絵が、以前仕事でもめて大ゲンカをして数年来絶縁していた人から送られてきて、ちょっと複雑な心境になったりしました。

〝 メルアドの 変更から変更まで 便りなし 〟           ( 山 )

◇第28回「町家寄席」                 (平成28年12月4日)

出演第28回

・と き   平成28年12月4日(日) 午後2時開演

・ところ     大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)

・番 組  一山亭南坊「つる」 / らくてん亭水車「にぎやか寿司」 /
猪名川亭あん光「転宅」 / 柱祭蝶「佐々木裁き」

<今回珍しく前の座敷席に若いお客様が大勢おられて喜んでいたら、1人目が終わるとすぐにゴソッと出られ、二人目の水車としては、ちょっと動揺するところからのスタートとなりました。しかし残られたお客様は、皆さん落語好き、二人目以降も反応よく大いに笑っていただきました。祭蝶さんの佐々木裁きの甲斐もあって、今回もいい雰囲気で終えることができました。外国人の入館者がチョコっ、チョコっと庭席の横から覗かれて、雰囲気だけ味わって出て行かれるのも、この会場ならではの光景です。若い方、外国の方にも、落語への興味の裾野を広げることに少しはつなげたいと願うのですが・・・。>
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◇Tennojimur-yose English Rakugo Part12      (平成29年2月4日)

Part 12
Feb.4th 14:30
at Sanno fukushi kaikann
Admission 500 yen
<Program>
1.Oiraku-buro (Elderly Pleasure Spa)  by Hasshow(八笑)
2.Gonsuke’s fish by Fu-on(風音)
3.Let’s study Osakan Dialect  by Yuen(遊宴)
4.Short Stories  by Corey(こうりい)
5.Workshop  by Showto(笑人)
6.Peacemaker Kosuke    by Kitty & Charley(西ノ家喜亭・須磨乃家茶里)

<今回も多彩な演者、多彩なお客さまで盛り上がりました。出演2回目のアメリカ人こうりい(Corey)さん、出演3回目、世界最高齢の英語落語家・八笑さんに加えて、ベトナムからの留学生で初出演の風音(Fu-on)さんも、大いに笑いを取りました。今回アジア系外国人のお客様が多かったのは風音さんと留学生のお世話をされている遊宴さんのお陰と思います。乗せ上手な笑人さんのワークショップには、俳優で現在USJで働いておられるというジョンさんが登壇。「Where are you from?」の問いに「I’m from my mother.」は本日の秀逸、秀逸! そして、トリは喜亭さんと茶里さんのリレー落語。上方落語の古典、長丁場の「胴乱の幸助」を、ほぼそのまま英語でやって最後までお客様を掴んで離さず、サゲでもドォーッと笑いを取って演じ切った(浄瑠璃の「ちぇ~あんまりじゃわいな」はこらもうどうしても日本語)。世話人としても感激、感動、感謝、感服の好演でした。>
      


◇第53回「らくてん寄席」                (平成28年10月15日)

◇日 時  平成28年10月15日(土) 午後1時30分開演 (午後1時開場)
◇場 所  西成区老人福祉センター 1階大広間
          大阪市西成区梅南1-4-27(地下鉄「花園町」駅西へ200m)
            ☎06-6654-2951
◇入場料  無料
◇番 組  らくてん亭水車「八五郎坊主」/ 唐亭一寸風「ふぐ鍋」/ 猪名川亭彰太郎「子ほめ」/ 一山亭南坊「つる」/ 隣乃玄関「佐々木裁き」

<今回も大勢のお客様にお越しいただきました。常連の方も多くなり、前回の高座の疑問点をわざわざ調べてきてくださり、終了後に貴重なアドバイスを賜るという嬉しい一事もありました。今回はまた、レギュラーの哲ちりが欠場のところを猪名川亭彰太郎さん、また三味線もさくらに代わり猪名川亭青波さんと、池田の落語みゅーじあむの仲間に助けて頂いたのも有難い限りです。準レギュラーの玄ちゃんは、芸名が玄張(げんちゃん)から玄関へ、体重も80キロ台から90キロ台へと変化いたしました。>

◇第83回「西成寄席」                 (平成28年11月25日)

 

  • と き   平成28年11月25日(金) 午後6時15分開演 (30分前開場)
  • ところ   西成区民センター 2階会議室 (大阪市西成区岸里1-1-50)
  • 入場料  1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
  • 番組
    「時うどん」      桂弥太郎
    「そこつ使者」   桂 そうば
    「有馬小便」    桂春若
    (仲入り)
    「お玉牛」      桂福矢
    「代書」        桂南天

    <期せずしてとのこと-今回は2番手の「そこつ使者」≒「月並丁稚」から「有馬小便」「お玉牛」「代書」と故・3代目桂春団治師匠に関係のあるネタが並びました。3代目の十八番は18もなかった(春若師匠のまくら)そうですが、後の打ち上げで伺ったところでは、実はその厳選された演目のそれぞれにその日のお客さんに合わせる5つの演じ方があったとのこと。ああなるほど、それで同じネタを何回聞いても面白く、いつも会場を沸かすことができたのだと納得がいきました。トリの南天師匠によれば、3代目によるおさまった風な代書屋の十分に間を取った反応はとても真似ができないとのこと。南天師匠が一部取り入れた故・桂枝雀師匠の代書屋―「生年月日を言うてください」「はい、せいねんがっぴ!」のくだりの誕生秘話も、切っ掛けとなった春団治・枝雀両師匠の会話に居合わせた春若師匠から伺いました。落語好きの素人にとってはまことに興味津々の一夜でした。
        なお今回は、朝日新聞の連載記事「まち寄席巡り」(10月20日朝刊およびデジタル版)に紹介・告知いただいたおかげでしょう、久し振りに椅子を急ぎ追加して対応する大盛況となりました。>