らくてん会

らくてん会は西成寄席のお世話とアマチュア落語・演芸のサークルです。

活動

◇第29回「町家寄席」                  (平成29年5月28日)

出演第29回

・と き   平成29年5月28日(日) 午後2時開演

・ところ     大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)

・番 組  らくてん亭水車「八五郎坊主」/ 唐亭一寸風「天災」/
柱祭蝶「桃太郎」/ 五月家ちろり「ちりとてちん」

<毎年4月と11月または12月に出演してきましたこの「町家寄席」、今回初めて春の回が5月になりました。座敷はお客様と共にいつもより座布団さんがいっぱい。お世話いただいている館のご担当も一部変わられたのでしょうか、これまでといろいろと段取りの違うことがあり、ちょっと戸惑いも…一番のびっくりは、トリのちろりさんの口演途中に天神祭のお囃子音が流れ出したこと。しかしさすがは社会人落語日本一決定戦・初代チャンピオン。少しも動ぜず、最後までお客さんを惹き付けて離さずに終えられました。そういえば浅い回の頃、夕立の激しい雷音が鳴り響き稲妻が走るまでになり、わやくちゃやったことを思い出しました。これからまた気を付けます。ちろりさん、また今回予定の玄関さんがやむないことで出演できなくなり急遽出演いただいた祭蝶さん、感謝です。>

  
  

◇口上(第85回「西成寄席」)

お運びありがとうございます。

聞くところによりますと、なんでも東京都立の高校の約6割が髪を染めたりパーマかけていないかを調べるために、生徒から幼児期の写真などを添付した「地毛証明書」なるものを提出させているのだそうです。「では、そちらも出したらどうですか」という声が生徒側から出るでしょう、大阪なら。

さて、これを書いておりますのが連休さなかの5月6日でございまして、ニュースはフランスと韓国の大統領選挙でもちきりでございます。それから北朝鮮との軍事的な緊張ですね。
その北朝鮮関連のニュースで、先日、「日本もまだまだ広いなあ」とあらためて思う出来事がございました。

ご記憶かと思いますが、3月に北朝鮮が日本海に向けてミサイル4発を発射しまして、それが秋田県男鹿半島の沖合300キロの海に落ちたんやそうで、物騒な話しですが、時あたかも米韓軍事演習の真っ最中で、これをけん制するために発射したのではないか、とか言われておりました。
このニュースをテレビでやってるのを私見てたんですが。おじいさんがインタビューを受けて何か大きな声でしゃべってまして、画面の下に字幕が出てて、

「けしからん!何ということをする!」
とか言うてます。
私「わぁ、韓国の人もえらい怒ってはるねや」思てたら、マイクもってたリポーターが、
「以上、秋田県男鹿半島から中継でした」
私、びっくりしてあとの解説が耳に入ってきませんでした。
( 山 )

◇第85回「西成寄席」                   (平成29年5月25日)

第85回

  •  と き   平成29年5月25日(金) 午後6時30分開演 (45分前開場)
  • ところ   西成区民センター 2階会議室        
  • 入場料
    1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
  • 番組
    「いらち俥」      桂 弥っこ
    「田楽喰い」     笑福亭生寿
    「鹿政談」     桂春若
    (仲入り)
    「盗人の仲裁」  桂 文三
    「幸助餅」      桂 団朝

<今回から、お勤めの方も少しお越しやすいようにと、開演時刻を15分遅らせ午後6時30分としました。終演時刻は、これまでも目標の午後8時30分より15分以内ほどには早くなったり遅くなったりしていましたので演者さんの側で十分調整可能と高を括っていましたら、師匠方皆さん熱演で、もともとの15分遅らせプラス10分遅くなり、9時がリミットの会場の撤去・原状回復に慌てふためくことになりました。
 前々回に、追い出したはずのハエが1匹演者をいらいに舞い戻るという珍事がありました。実は今回も設営中にハエが舞い込み追い出したものの心配していましたら、それはなかったのですが、出演済みの若手落語家さんの名ビラが名ビラ立てから落ち、春若師匠の口演を邪魔するという、これまた初の珍事がありました。運営上の細かな注意の種は尽きないです。
 お陰様で、高齢者でないお客様も少し増え、まだまだ期待をもって運営に当たります。
 公演の方は、あのおかしくも絶妙な食事シーンだけでも値打ちのある笑顔いっぱいの文三師匠の滑稽話、演劇にも出られるとのこと、相撲通で、西成の呑み処通であることも知りましたトリの団朝師匠の迫力ある人情話へと盛り上がり、後の打ち上げもまた時間超過で終えることとなりました。>

◇第7回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (平成29年5月20日)

◇と き  平成29年5月20日(土) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ    山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)    

◇入場料  無料

◇番 組       唐亭一寸風「時うどん」/  七福亭茶錦「河豚鍋」/  らくてん亭水車「八五郎坊主」/
(中入り)/  古印亭勝丸「猫の茶碗」/  天満家哲ちり「口入屋」

第1回と第2回のお客様が8人だったので、末広がろうという想いで名付けたこの落語会。今回ついに33名となり、4回連続の増加、まだまだ寿恵広ガロの状態です。今回は泉笑会のベテランお二人の胸を借り、らくてん会のメンバーが中トリ、大トリを務めさせていただく形となりました。力不足を感じつつも、反応の良いお客様に助けられ、何とかオチでも笑いを頂戴して高座を降りることができました。後の打ち上げは、3月に同じ動物園前商店街で場所を移されたアジア料理のお店“ロータス”さんで。メンバー外の落語仲間も参加して、いつもの反省しない反省会とは打って変わった学生落研の様相。平均年齢は60歳台後半か?。>
  

◇第84回「西成寄席」                  (平成29年2月24日)

第84回

  •  と き   平成29年2月24日(金) 午後6時15分開演 (30分前開場)
  • ところ   西成区民センター 2階会議室        
  • 入場料
    1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
  • 番組
    「桃太郎」      月亭天使
    「代脈」         桂 鯛蔵
    「井戸の茶碗」  桂春若
    (仲入り)
    「ふぐ鍋」       林家染左
    「親子茶屋」     桂 文也 

    今回は、初登場の桂文也師匠が故・5代目文枝師匠直伝の「親子茶屋」を、当寄席としては第21回以来15年ぶりに掛けていただきました。以前のは桂米輔師匠による故・米朝師匠直伝のもの。こうした上方の情緒・雰囲気たっぷりのお噺が、「はめもの」の妙を含めて、ぜひ次の世代にきっちりと受け継がれていかれるようにと切に願います。第21回に染丸師匠の内弟子修行を終えてすぐのころ一番手で出られた林家染左師匠が今回四番手で登場。期待の星のお一人と思います。
     後の打ち上げには染左師匠から落語を習っているアマチュアが3人いて、皆はじめは先生を前にやや緊張の面持ち。春若師匠や文也師匠の歯に衣を着せない興味津々のぶっちゃけ話にすぐに盛り上がり、落語も打ち上げもやっぱり一期一会、その場その時限りのライブがええです。>

◇第54回「らくてん寄席」                (平成29年3月25日)

第54回
◇日 時  平成29年3月25日(土) 午後1時30分開演 (午後1時開場)

◇場 所  西成区老人福祉センター 1階大広間
          大阪市西成区梅南1-4-27(地下鉄「花園町」駅西へ200m)
            ☎06-6654-2951
◇入場料  無料
◇番 組  らくてん亭水車「二番煎じ」/    一山亭南坊「京の茶漬け」/  天満家哲ちり「持参金」/
七福亭茶錦「喧嘩長屋」/    笑人「天災」  (鳴り物)四笑亭〇丸ほか

<今回レギュラーでは唐亭一寸風が欠場。代わりに茶錦さんに助けていただきました。その茶錦さんが、お気の毒に演技途中で足がつり、ときどき詰まりながら演じきられました。これで解放されるという感じの晴れやかな切れの良いサゲにはお客様から大きな拍手が。トリで登場、マイク要らずの笑人さんは、自身が発した声のデカさに驚き、思わず既に自分で切ってあるマイクのスイッチを切ろうとする珍場面もありました。水車がまくらで噺に登場する「ツッコミ」(鳩徳利)の実物を披露。黒紋付の笑人さんの背景を白いスクリーンに替えたり。今日は、色々とこれまでにないことがありました。>

  
  


 

◇第5回「センター寄席」                (平成29年1月21日)

  • と き   平成29年1月21日(土) 午後1時30分開演
  • ところ  東住吉区老人福祉センター
  • 番 組  「にぎやか寿司」らくてん亭水車 / 天満家哲ちり「初天神」 /
    「阿弥陀池」五月家安庵 / 「くしゃみ講釈」唐亭一寸風
    <センターのご担当によれば、定員80名で募集したところ、即日に満員になったとのこと。ありがたいことです。>
       

◇第18回「らくてん西寄席」               (平成29年1月28日)

  • と き   平成29年1月28日(土) 午後1時30分開演
  • ところ   西区老人福祉センター
  • 入場料  無料
  • 番 組   唐亭一寸風「狸さい」/ らくてん亭水車「豊竹屋」/  五月家晴太郎  「粗忽長屋」/ 天満家哲ちり「時うどん」/ 一山亭南坊「雨乞い源兵衛」/
    (鳴り物:らくてん亭さくら、ほか)

◇口上(第83回「西成寄席」)

お運びありがとうございます。

  二ヶ月ほど前に、わたくしのガラケー(ガラパゴス携帯)がスマホ(スマートフォン)に替わりまして、いまだにイライラと画面を強打する日々を過ごしております。

 もともと、娘は早々にスマホに乗り換え、私と妻が古い携帯電話でした。契約会社はいずれも「au」だったのですが、他に家のパソコンと電話は「NTT」、一緒に料金を引き落としている妻の父親のiパッドが「ソフトバンク」という、いわば多国籍軍のような状況であったところが、妻がどこかで「まとめたら安い」という情報を入手し、以来統一軍で戦線を開くべく準備を始め、9月に我が家と義父の契約会社一本化を宣言しました。

 9月中旬の休日に「auショップ」に連れて行かれ、妻は娘と同じ機種を購入、わたくしは割引率の大きい機種があてがわれました。
 翌日、メールをしようと操作していると、前の携帯からコピーして貰った、いわゆる「電話帳」のデータが消えてしまいました。もちろん、何故そうなったかは分かりません。仕方がないので、再び古い携帯電話を持ってショップに行くと、「全部消えてしまう事ってあまり無いんですけどねえ」「しょっちゅう消えられてたまるか・・・」という言葉を飲み込んで帰りましたが、しばらくはメールをするのがためらわれました。

    わたしは、携帯電話では「通話」「メール」しかしておらず、「ライン」などは不要のものと思っておりましたが、同年代の同僚でわたしより一年以上早くスマホデビューした奴が「任せろ」というので任すと、「電話帳」に載っているひと全員に「ラインやろうゼ」という通知を一斉送信したようで、「スタンプ」というんですか、マンガのような絵が、以前仕事でもめて大ゲンカをして数年来絶縁していた人から送られてきて、ちょっと複雑な心境になったりしました。

〝 メルアドの 変更から変更まで 便りなし 〟           ( 山 )

◇第28回「町家寄席」                 (平成28年12月4日)

出演第28回

・と き   平成28年12月4日(日) 午後2時開演

・ところ     大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)

・番 組  一山亭南坊「つる」 / らくてん亭水車「にぎやか寿司」 /
猪名川亭あん光「転宅」 / 柱祭蝶「佐々木裁き」

<今回珍しく前の座敷席に若いお客様が大勢おられて喜んでいたら、1人目が終わるとすぐにゴソッと出られ、二人目の水車としては、ちょっと動揺するところからのスタートとなりました。しかし残られたお客様は、皆さん落語好き、二人目以降も反応よく大いに笑っていただきました。祭蝶さんの佐々木裁きの甲斐もあって、今回もいい雰囲気で終えることができました。外国人の入館者がチョコっ、チョコっと庭席の横から覗かれて、雰囲気だけ味わって出て行かれるのも、この会場ならではの光景です。若い方、外国の方にも、落語への興味の裾野を広げることに少しはつなげたいと願うのですが・・・。>
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