らくてん会

らくてん会は西成寄席のお世話とアマチュア落語・演芸のサークルです。

活動

◇第6回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (平成28年11月23日)

◇と き   平成28年11月23日(水・祝) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ       山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)         

◇入場料  無料

◇番 組  華乃ひかる「いらちの愛宕詣り」/  古印亭勝丸「田楽喰い」/ 天満家哲ちり「持参金」/
(仲入り)  柱祭蝶「桃太郎」/ らくてん亭水車「不動坊」

<前日との最高気温の差が5度以上もある急な冷え込みにもかかわらず、前回を1名上回るお客様にお越しいただきました。まだまだ寿恵広ガロ状態かと思います。内容の方でも、初めからよく笑っていただき、4人目の祭蝶さんでついに沸点に達しましたが、トリの水車が当人最長バージョンで挑んだ「不動坊」はやや燃料不足、沸きかかってはまた少し冷めといった状態に終始しました。終演後、熱心なお客様や先輩から、特に仕草や表情について貴重なアドバイスをいただき、当人もまたよし寿恵広がろうといったところ。>
   

◇口上(第80~82回「西成寄席」)

◇口上(第82回)

お運びありがとうございます。

病気における「三大激痛」というのをご存知でしょうか。「三大」といいながら諸説あるんですが、ほとんどが「群発頭痛」「結石」「心筋梗塞」「痛風」「腎炎」の組み合わせです。      ※「陣痛」を含む説もある。

忘れもしない五月二十四日(火)、わたくし生まれて初めて「尿管結石」を発症しました。男性では十人に一人、女性は二十五人に一人、生涯に一度は罹患するそうで、ご経験ある方はお分かりでしょうが、かなり痛いです。

それは夕方四時に、左わき腹から腰にかけての鈍い痛みから始まりました。豊富な腰痛経験から、少しでも楽な姿勢を求めて、仕事中ではありましたが立ったり座ったり、曲げたり伸ばしたりを繰り返しましたが、まったく効果がありません。やがて痛みは強さを増しながら腹部へと広がっていきます。

仕事中のことですので周りに職員はいるのですが、じつはこの職場に来て実質十日ほどしか経っておらず、周囲の職員も「この人は四時になったら立ち上がって体をひねる人かもしれない」という疑念を払しょくできず、声を掛けることをためらっている様子です。

更に痛みは強くなり、呼吸は浅く、額に脂汗がにじむようになり、自分で救急車を呼びました。救急搬送された済生会中津病院で、CT検査により左尿管上部に10ミリ程度の結石が発見されました。

原因が特定されましたので、痛み止めの座薬を挿入して貰って30分。「薄紙がはがれる」ように痛みが引いていく快感を味わいながらベッドに横たわっておりました。

結石といえば30年位前に「胆石」を経験、手術しており、結石界の双璧、例えるならばアイガーとマッターホルンの北壁を制覇したといったところでしょうか。

この一カ月半後、石は「体外衝撃波尿管結石破砕術」の施行を経て、体外に排出されるのですが、その顛末はいずれ。                                   ( 山 )

◇口上(第81回)

お運びありがとうございます。

アボカドという、イメージとしては果物と野菜の中間のやや野菜よりに位置する食べ物をご存知でしょうか。わたくし長い間「アボガド」と思っていたのですが、「アボド」が正しいのだそうですね。

最近、我が家ではこのアボカドの種を使ったダイエット茶が飲まれております。例によってテレビ番組で取り上げられていたのを見て、妻と娘が導入を決定したのです。

アボカドを買ってきて種(果実1コに種1コ、ピンポン球を一回り小さくしたくらいの大きさ)を取り出し、厚さ2~3ミリに切って(包丁で簡単に切れます)、これを種1コにつき800CCくらいの水から煮出すこと40分、水が約半分の量に煮詰まり、ピンク茶色というややこしい色になれば出来上がりです。これを通常の食事の際にお茶代わりに飲むと、1~2週間で2キロやせるというのです。

味はゴボウっぽい(土臭い?)感じで、私の口には合いませんでしたので一度でやめました。妻と娘は強固な目的意識のためか「飲める」と言っています。

アボカドは若いものは表面が緑色で、熟すにしたがって黒くなります。全体がほぼ黒に近くなったくらいが食べごろなのですが、ダイエット茶にはその果肉ではなく種しか使いません。余った果肉(おかしいでしょ!)は3人で食べます。

 始めて1ヶ月。外から見ても解りませんが、妻と娘は「一定の効果」を主張します。しかし、訊(き)いても彼女は自らのウエイトは公表しません。わたしは、少なくとも家族3人の総重量は微増ではないかと疑っています。                                       ( 山 )

◇口上(第80回)

お運びありがとうございます。

おかげさまで「西成寄席」が第八十回を迎えました。平成八年にスタートし、年四回開催して丸二十年。これまで支えていただきました多くの皆さま、貴重なご芳志を賜りました各種団体・企業・個人の皆さま、ご手配いただいております桂春若師匠をはじめご出演の落語家の方々、そして何よりもご来場いただきましたお客さまに、厚くお礼を申し上げます。

始まりました当時、第一回をご覧いただいた落語作家の小佐田定雄さんから「血の通った文化事業」「今から西成区へ転居しようかしら」と期待の言葉をいただいた(産経新聞記事)ことが懐かしく思い出されます。

以来、区民・市民の皆さま方にかわいがっていただき、あっという間に二十年が経ちました。初回の頃に生まれた人は二十歳。二十歳だった方は四十、四十だった方は六十.六十・・・きりがございませんが、本当にありがたいことだと思っております。

この間には「繁昌亭」が開席。西成区でも「動楽亭」などプロの定席ができ、アマチュアの落語活動も盛んになってきています。また、平成二十五年からは六代目・桂文枝師匠が「西成区PR大使」に就任されるなど、西成区は上方落語とたいへん縁の深い土地柄です。そこで、今回は西成区政九十周年、さらに区民センター開設三十周年記念も合わせて「西成寄席スペシャル~鶴光さんがやって来る!」を、いつもの会議室ではなく区民センター大ホールで開催する運びとなりました。

これを機に、より多くの皆さまに上方落語を楽しんでいただけるよう、そして西成区が「落語のまち」としてさらにアピールできるよう、当「西成寄席」もひきつづき第九十回、第百回に向けて頑張ってまいります。

皆さまの変わらぬご支援とご贔屓を乞い願い上げ奉ります。

 

◇Tennojimur-yose English Rakugo Part11      (平成28年10月1日)

Part 11
Oct.1st 14:30
at Sanno fukushi kaikann
Admission 500 yen

<Program>
1.The Zoo  by Corey(こうりい)
2.Summer Doctor  by Hasshow(八笑)
3.Tengu by Showto(笑人)
4.Workshop  by Showto(笑人)
5.Legend of Crane    by Charley(須磨乃家茶里)
6.Long and Short  by Koito(こいと)

今回は外国人のお客様が約5割、これまで最高の比率となったことに加えて、うち過半が海外からの旅行者というこれも初めての結果になりました。前日にご近所のゲストハウス「ホテル来山」で外からも来場OKのデモンストレーションをさせて頂いたのも少し功を奏したように思います。お客様の反応も大変良く、出演者全員が大いに受け、たくさんの笑いを頂戴しました。後のパーティーも大勢参加いただいて盛り上がり、これまで毎回出演の喜亭さんが体調不良で欠場だったのだけが残念な、しかしまた皆に活躍頂けるステージとして今後に一層期待の持てる公演となりました。>

    

第11回てんのじ村寄席パンフおもて (3)  

 

◇第82回「西成寄席」                  (平成28年8月26日)

  •  と き   平成28年8月27日(金) 午後6時15分開演 (30分前開場)
  • ところ   西成区民センター 2階会議室 (大阪市西成区岸里1-1-50)               
  • 入場料
    1,300円(65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
  • 番組
    「寿限無」    笑福亭智丸
    「青菜」     笑福亭喬若
    「はてなの茶碗」 桂春若
    <中入り>
    「さよなら動物園」(桂三枝作)露の吉次
    「南京屋政談」  桂福團治
     

    <今回は、新聞の地方面に連載されている地域寄席紹介記事の担当記者さんから取材があり、改めて寄席の運営について考える機会になりました。まず細かなことでは、高座設営の折に記者さんのご指摘で見つけて追い出したはずのハエが喬若師の折に再び登場し、ちょっと演技をさわりに来たこと。大きなことでは、寄席の発足から20年を過ぎ、そういえばスタッフもかなり高齢化してきたなあ、第100回は何とか乗り切るとして、次の100回に向けてはこのままではもちまへんなあといったこと。などなど・・・。番組の方は、絶妙の間で笑わせたり泣かせたり、これぞ話芸といえる福團治師匠の「南京屋政談」に至るまで、いつも変わらずの上手い構成・バランスで、春若師匠に感謝!>

◇第17回「らくてん西寄席」               (平成28年7月30日)

  • と き   平成28年7月30日(土) 午後1時30分開演
  • ところ   西区老人福祉センター
  • 入場料  無料
  • 番 組   らくてん亭水車「にぎやか寿司」/  猪名川亭まつ茶「堪忍袋」/
    天満家哲ちり「江戸荒物」/ 五月家安庵「犬の目」/
    唐亭一寸風「どうらんの幸助」       (鳴り物:らくてん亭さくら、ほか)

◇第52回「らくてん寄席」                (平成28年7月16日)

第52回
◇日 時  平成28年7月16日(土) 午後1時30分開演 (午後1時開場)

◇場 所  西成区老人福祉センター 1階大広間
          大阪市西成区梅南1-4-27(地下鉄「花園町」駅西へ200m)
            ☎06-6654-2951
◇入場料  無料
◇番 組  唐亭一寸風「寄合酒」/ らくてん亭水車「にぎやか寿司」/ 一山亭南坊「雨乞い源兵衛」/           五月家都々呂「青菜」/ 天満家哲ちり「親子茶屋」  (鳴り物:らくてん亭さくら、ほか)
<今回はレギュラーの一寸風さんが欠場となり、都々呂さんと青波さん、落語ミュージアムのお二人に助けて頂きました。三味線は孫のお世話で忙しいさくらさんが久し振りに担当。太鼓の南坊さんは、勝丸さん伝授のひとり「二番太鼓」を難なくこなしさすがです! 南坊さんの上がり下がりだけ太鼓を受け持った水車は大いにさくらさんの足をひっぱりました。その水車が前回から出囃子にしている「森の水車」のみは青波さんに三味線を弾いていただきました。青波さんの「三味線漫談」は、前回のらくてん寄席が初高座、早や完成の域に達した模様です。>

 
      
 
    

 

◇Tennojimur-yose English Rakugo Part10      (平成28年6月11日)

Part 10
Jun.11th(sat) 14:30
at Sanno fukushi kaikann
Admission 500 yen
      <Program>
1.Monkey  by Karanenbutsu(六斎亭空念仏)
2.Idle Husband  by Arara(あらら亭あらら)
3.Tengu  by MT(MT)
4.Hana Ikada    by Charley(須磨乃家茶里)
5.Workshop
  by Showto
(笑人)
6.Magic  by Mr.Captain Magic(キャプテン・マジック)
6.You are My Angel  by Kitty(西ノ家喜亭)

6月11日(土)に第10回目の「てんのじ村寄席・英語落語の会」を開催しました。お客様の数はやや少なめでしたが、その分外国人の方が4割を占め、これまで以上に国際的な雰囲気の会になりました。アメリカ、フランスに加え、今回初めて中国や韓国といった東アジアの方々も。皆さん後の打ち上げパーティーにも参加いただいて盛り上がり嬉しい限りです。にぎわい亭から中学1年生の空念仏くん、英楽亭からMTさん、またマジックのミスター・キャプテン・マジックさんに初めて出演いただいたのも今回の収穫です。>
 
第10回てんのじ村寄席パンフおもて 第10回てんのじ村寄席 パンフ-2

 

◇第81回「西成寄席」                 (平成28年5月27日)

  •  と き   平成28年5月27日(金) 午後6時15分開演 (30分前開場)
  • ところ   西成区民センター 2階会議室 (大阪市西成区岸里1-1-50)               
  • 入場料
    1,300円
    (65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
  • 番組
    「うなきや」       露の眞
    「明石飛脚」      笑福亭鉄瓶
    「のめる(二人癖)」  桂春若
    中入り
    「ひらのかげ」     笑福亭右喬
    「宿屋仇」        桂米左

    <前回に第80回・丸20年を記念する「西成寄席スペシャル」を開催しての1回目、初心に帰って…の思いです。第1回のトリで5代目故・桂文枝師匠が演じられた「宿屋仇」を、その折には1番手であった桂米左師匠がトリで演じられました。初回のころ、今回1番手の露の眞さんは小学生。番組構成をご手配いただきつつ、初回から1回も欠かさず出演いただいている桂春若師匠に今更ながら感服しています。>H28.5.27西成寄席第81回-2

◇第27回「町家寄席」                  (平成28年4月24日)

出演第27回目

・と き   平成28年4月24日(日) 午後2時開演

・ところ  大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)

・番 組  一山亭南坊「夢の喧嘩」 / らくてん亭水車「七度狐」 /
猪名川亭青波「三味線漫談」 / 立の家猿之助「堪忍袋」

<久し振りに座敷の方まで満席になる盛況でした。一同張り切り、お客様の反応もまたよし、館のご担当にも喜んでいただいて、まことに三方ニコニコの第27回目となりました。平成の吾妻ひな子と呼ばれ・・たい青波さんの三味線漫談にはもっと聴きたかったの声。急きょ演目を替えられた猿之助さんの「堪忍袋」は爆笑の嵐を呼び、このネタでも日本一がとれそうな・・>
  

  

◇第5回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (平成28年5月21日)

◇と き  平成28年5月21日(土) 午後2時開演 (午後1時30分開場)

◇ところ   山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)         

◇入場料  無料

◇番 組  一山亭南坊「子ほめ」 / 七福亭茶錦「喧嘩長屋」/ 古印亭勝丸「稽古屋」/ (中入り)/
らくてん亭水車「酒の粕」/ 柱祭蝶「野崎詣り」

<第1回目のお客様が8人だったことから末広がろうと名付けたこの落語会。前回あたりからようやく上向く気配をみせ、今回は当初の3倍増になりました。会場のキャパからすればまだ5分咲といったところ。大阪のディープ・サウスの片隅にいつかきっと満開の花を咲かせやしょう。三味線は今回初めてまきぞうさんが担当。水車の出囃子「森の水車」は殆ど譜面初見で軽くクリア、ハメモノの多い番組を見事にこなされ有難い限りです。あとの打ち上げでは勝丸さんはじめ泉笑会の面々の元気なことに脱帽。なお、水車の「酒の粕」、前の小噺を工夫するつもりが間に合わず、実質は苦肉の策で合体させた「にぎやか寿司」のネタおろしで関係者唖然。>