らくてん会

らくてん会は西成寄席のお世話とアマチュア落語・演芸のサークルです。

活動

◇第26回「町家寄席」                  (平成27年12月6日)

出演第26回

・と き   平成27年12月6日(日) 午後2時開演
・ところ  大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)

・入場料  館への入場に観覧料600円が必要です(65歳以上無料)

・番 組  五月家安庵「平の陰」 / 天満家哲ちり「除夜の雪」 /
唐亭一寸風「七段目」 / 柱 祭蝶「替り目」
<久し振りにほぼ満席のお客様でスタート。一番手、今回が初めての安庵さんから「何を言っても笑っていただける」状態で気持ちよく運び、トリの祭蝶さん「替り目」が終わる頃には心は早やほろ酔いで打ち上げへ>
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◇男のきもの着付け教室と落語「百年目」を聴く会(平成27年11月29日)

 午後から御堂筋が歩行者天国になり、我が会場にも賑やかな音楽が漏れ聞こえるという条件の中でしたが、参加いただいた皆さんは、そんなことは何の其の、冨田講師のはぎれのよいアドバイスに熱心に耳を傾け、祭蝶さんの「百年目」に酔いしれ、晩秋の休日を充実して過ごされたように思います。きものの着付けという催しの性格上、多くの方にはお越しいただけませんでしたが、その分参加された方には喜んでいただいた-主催者として落語好きとして誠にリッチな気分になった一日でした。
 なお、着付け教室の内容は、「らくてん会」のホームページ、大阪らくとぴあ倶楽部準備室のページ、バーチャルミュージアム「上方落語万華鏡」のコーナーに掲載中です(http://rakutopia.jp/?page_id=1780)。
  
  
  


「男のきもの着付け教室と落語「百年目」を聴く会」

■日 時:平成27年11月29日(日) 午後2時開場 午後2時30分開始

■場 所:三津寺 2階大広間 (大阪市中央区心斎橋筋2-7-12)
地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅下車 御堂筋を南へ三津寺筋交差点北東角
入場料:無料
■着付け講師 冨田道子 (全日本きものコンサルタント協会)  (モデル:唐亭一寸風)

--------「美しく素早く」をテーマに、あなたの日ごろのお悩みにもお答えします。
■落語「百年目」 柱 祭蝶  (鳴り物:三味線・まきぞう、太鼓・古印亭勝丸)
--------途中で着替えた番頭さん、天竺金巾の肌襦袢、別染の長襦袢。着物から羽織の紐、 持ち物、帯、雪駄の鼻緒にいたるまで、一分の隙もござざいません。

◎主 催:らくてん会・大阪らくとぴあ倶楽部準備室

◇第4回「てんのじ村寄席・寿恵広ガロ落語会」  (平成27年11月1日)

◇と き  平成27年11月1日(日) 午後2時開演

◇ところ   山王福祉会館 (大阪市西成区山王2丁目13番)    

       詳細はてんのじ村寄席ホームページへ(http://tennojimura-yose.rakutopia.jp)

◇入場料  無料

◇番 組  華乃ひかる「米揚げ笊」 / 一山亭南坊「短命」 / らくてん亭水車「まめだ」 /
       中入り /
        天満家哲ちり「餅屋問答」 / 古印亭勝丸「佐々木裁き」

前回よりお客様が倍増、ようやくひょっとして末広がりの気配!? 一同気持ちよく演らせていただきました。今回泉笑会から紅一点・華乃ひかるが初登場。打ち上げは遥々名古屋や名張からお越しのお客様とともにジャン横の串カツへ。>
  
  
  
  

 

◇口上(第78回「西成寄席」)

 お運びありがとうございます。

    唐突ですが、あたまにデキモノができまして。

 あたまの内(なか)ならこれは脳外科の領分で、ちょっと大層なことになるんですが、わたしの場合は外側つまり頭皮上のことで、これは皮膚科の縄張りで深刻さの度合いがグッと下がるのでございます。とはいえ、散髪屋に行きますと櫛にひっかかったり、時折ぼんやりとした痒みも感じます。そこで、西成区の玉出にある評判の良い皮膚科に行きました。このお医者さんがさすがに混んでおりまして、待合室で立っている人がいるくらいです。一時間待ちなどはザラで、慣れた方なんかは受付で看護師さんに声をかけてから、どこかへ用足しに行かれるくらいです。

 やっと順番が来まして、診察室のいすに座らされて少し待っていると、先生が登場して、ルーぺというんですか拡大鏡で見ること2秒。

 「イボや、コオラソ!」

 「コオラソ」という器具が出てくるのかと思っておりましたら、これが「凍らそう」でして、何でも液体窒素(チッソ)を染み込ませた綿棒をイボの表面に押し付け細胞を破壊し、かさぶた状にして取ってしまおうという割と強引な治療法でして、正式には「液体窒素療法」という身もふたもない名前です。

 要するに皮膚のうえにできたイボを「低温やけど」させ、凍傷によって組織を破壊されたイボを少しずつはがしていこうというわけです。

 何やら恐ろしげな治療法ですが、実際にやってみると「やけど」とはいえ、それほど強い痛みはなく、むしろ蚊に喰われて膨らんでいる所に十文字に爪を立てるような、そんな心地よさがあり、わたし嫌いじゃありません。

 先生が「しばらくかかるよ」とおっしゃるので、近所に良い喫茶店をさがそうと思っています。

                               ( 山 )

◇Tennojimura-yose English Rakugo Part8      (平成27年10月31日)

Part8
Oct.31st(Sat.) 14:30
at Sanno fukushi kaikan

      <Program>

  1. Eye Doctor  by Wasabi (英楽亭わさび)
  2. Onomatopoeia  by Showto(笑人)
  3. Robo-GOldman Robot(桂三枝 作)  by Yuen  (にぎわい亭遊宴)
  4. Workshop  by Showto (笑人)
  5. Sake Tasting  by Charley (須磨乃家茶里)     
  6. The Lost Wallet  by Kitty  (西ノ家喜亭)

 <ディープな大阪の当会場へ安定して大勢のお客様にお越しいただけるようになってきた気がします。外国人の
お客様も、フランス、カナダ、中国、ブルガリア、ニカラグアとますます多彩に。演者では今回はじめて英楽亭から
参加いただいたのも朗報です。>
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主催:てんのじ村・英語落語の会実行委員会

Suponsored by Tennojimura-yose English Rakugo Promotion Committee

 

◇第50回「らくてん寄席」                 (平成27年10月17日)

◇日 時  平成27年10月17日(土) 午後1時30分開演 (午後1時開場)
◇場 所  西成区老人福祉センター 1階大広間
          大阪市西成区梅南1-4-27(地下鉄「花園町」駅西へ200m)
            ☎06-6654-2951
◇入場料  無料
◇番 組
  唐亭一寸風「狸さい」 / らくてん亭水車「まめだ」 / 天満家哲ちり「いもりの黒焼き」 /
隣乃玄張「犬の目」
  (特別出演)
桂福丸
(桂春団治一門・桂福団治門下) 「軒付け」     (鳴り物:らくてん亭さくら、ほか)

<たくさんのお客様にお越しいただき第50回記念のらくてん寄席を楽しく賑やかに開催しました。第30回にも出ていただいた特別出演の桂福丸師からは「温かい雰囲気で長年続けてらっしゃることが素晴らしい」とのメールが届きました。第1回は忘れもしないまだ会場が畳敷きですべて座布団の席、当時の館長さんが張り切ってぎっしり70名のお客様でした。で、第2回は7名。我々がどういう者か判ってしまった訳でございますねえ。あれから約17年、レギュラーの演者も多少は上達したかもしれませんし、また本日出演の玄張さん、カメラマンをしていただいた笑人さんはじめ会友の方々、ゲスト出演の方々、センター職員の皆さんにもお助けいただき、そして何よりもお客様に辛抱強くお付き合いいただいて今日を迎えました。 皆さん有難うございます。演者もスタッフも歳を重ねてきましたが、まだまだやりまっせ。どうぞよろしくお願い申し上げます。>

         
       
  
  
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◇第78回「西成寄席」                 (平成27年8月28日)

第78回「西成寄席

  •  と き   平成27年8月28日(金) 午後6時15分開演 (30分前開場)
  • ところ   西成区民センター 2階  (大阪市西成区岸里1-1-50)           
  • 入場料  1,300円 (65歳以上・身体障がい者手帳等をお持ちの方は800円)
  • 番 組 「子ほめ」   桂 慶治朗 「手水廻し」  笑福亭 呂竹 「天狗裁き」  桂 春若 仲入り 「住吉駕籠」  笑福亭 遊喬 「猫の忠信」  桂 花團治 (桂 蝶六 改め )
  • <「落語は情景描写。ギャグで笑わすのは漫才。」と後の打ち上げで春若師匠。当夜の「天狗裁き」「住吉駕籠」「猫の忠信」では、まさにこの言葉がふさわしい3師匠それぞれの上方落語の世界を楽しませていただきました。3代目花団治師匠のお名前どおり花のある噺しにもしびれました。古典らしい古典が並んだ…と思っていたら、「天狗裁き」は上方では滅んでいたのを故・米朝師匠が復活された、中身はほとんど桂米朝作と言ってよいものと春若師匠。今回は勉強になりました。>
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◇第15回「らくてん西寄席」              (平成27年7月11日)

  • と き   平成27年7月11日(土) 午後1時30分開演
  • ところ   西区老人福祉センター
  • 入場料  無料
  • 番 組   湊家紅米「天災」 / 唐亭一寸風「代書」 /              天満家哲ちり「初音の鼓」/ 五月家都々呂「ちしゃ医者」/
    らくてん亭水車
    「高津の富」
    (鳴り物:らくてん亭さくら他)
    <前回欠場の哲ちり、水車が揃って復帰。一方で南坊と小茶子があきませんでした。小茶子は「足の膝が痛い」-足以外に膝はありませんが-3度も水を採る重症の様子。お陰さまで、急遽お願いしました紅米さん、そして初登場の都々呂さんが会場を沸かせてくださり、水車の慣れないトリまでお客様の笑いは絶えず、感謝、感謝!>
    らくてん西寄席第15回

◇口上(第77回「西成寄席」)

  お運びありがとうございます。

   先日、電車に乗っていたときのことですが、途中の駅から六〇代半ばと推察される女性二人が乗ってきて、わたしの隣に座りはりました。仲の良いお友達らしく、大きな声で話をしておられます。

  最初は誰か共通のお知り合いの話で盛り上がっておられましたが、やがて一方の女性が、

「ちょっと、あんた知ってる?吉永小百合て七〇歳らしいで・・・」

「エエーッ、ほんまかいな。負けてられへんわあ!」

「せやろう!」

 不意を突かれたわたしは言葉もなく、ただ電車の床の模様を眺めておりました。

 ・・・負けられへんということは、つまり勝つか引き分けるということですか・・・。

  そもそも現時点で「勝ち負けを論じる」ということは、例えば四〇歳や五〇歳のときに「ある程度同じようなレベルにあった」ということが前提ではないでしょうか。

 しかるに、わたしなりに冷静に判断して、出産直後はともかくとして、お二人が小百合さんのライバルであったことは無かったかと思われます。

 もとより、そのこと自体は決して非難されるようなことではありません。なにせ相手は吉永小百合さんなんですから、大抵の人はボロ負けなんです。

 むしろわたしの驚きは、「そんなもん100メートル離れて見たら一緒やんかぁ」みたいな、神をも恐れぬ楽観主義にあります。

 お二人は、その後も次々と話題を変えておしゃべりを続けておられます。稀代の美人女優に対抗するという難題はすでに忘れ去られ、痕跡すらありません。

 彼女たちの真骨頂は、まさにこの辺りにあるのでしょう。

 寿命は負けないと思います。

                               ( 山 )

◇第49回「らくてん寄席」                (平成27年7月18日)

第49回
◇日 時  平成27年7月18日(土) 午後1時30分開演 (午後1時開場)
◇場 所  西成区老人福祉センター 1階大広間
          大阪市西成区梅南1-4-27(地下鉄「花園町」駅西へ200m)
            ☎06-6654-2951
◇入場料  無料
◇番 組  一山亭南坊「看板の一」/ 唐亭一寸風「代書」/ 四笑亭〇丸「元犬」/ 
        天満家哲ちり「ぞろぞろ」/ らくてん亭水車「高津の冨」
        (鳴り物:らくてん亭さくら、ほか)
<当寄席・三大名物のうち、①レギュラー以外にお一人出演いただく(久しぶりに四笑亭〇丸さん)のと②2番手の頃に廊下側からラジオ体操の館内放送が漏れ聞こえる(写真はこれに立ち向かう一寸風さんとお向かいの玉突き大会会場)のは変わらずでしたが、残念ながら③シメのかっぽれ踊りは、小茶子さんが「足の膝が痛い」-足以外に膝はありませんが-とのことでお休みとなりました。一方で、哲ちりさんが半年ぶりに復帰するという嬉しいことも。
次回は10月17日(土)、第50回記念。ご縁があって第30回にも出ていただいた桂春団治一門・桂福団治門下の桂福丸さん(http://www.hanjotei.jp/data/rakugoka/index.php?hanasika_ID=60230)に特別出演いただきます! 皆さん来てね!>

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