らくてん会

らくてん会は西成寄席のお世話とアマチュア落語・演芸のサークルです。

活動

◇第46回「らくてん寄席」                (平成26年7月19日)

  • と き 平成26年7月19日(土) 午後1時30分開演
  • 入場料 無料
  • 出 演 五月家晴太郎「秘伝書」/  らくてん亭水車「茶の湯」/                    一山亭南坊「犬の目」/ 天満家哲ちり「祝いの壺」/                    唐亭一寸風「七段目」/ らくてん亭小茶子・かっぽれ踊り                 (鳴り物:らくてん亭さくら他)                                                                                                          <初登場の晴太郎さん、今日の高座を録画して社会人落語日本一決定戦に応募するとのこと。お客様の入りや反応が気になりましたが、開けてみれば久しぶりに椅子を追加して並べる大盛況、元気な笑い声も倍増で、安心しました。一寸風さんの七段目も磨きがかかり、初めてさくらさんの三味線が入って、海老蔵あたまが光ってました。> 14.07.19らくてん寄席第46回2

◇第1回「てんのじ村寄席 泉笑会・らくてん会合同の会」 (平成26年5月18日)

  • と き  平成26年5月18日(日) 午後2時開演
  • 番 組 らくてん亭水車「牛ほめ」/七福亭茶錦「宿替え」/天満家哲ちり「花色木綿」
         古印亭勝丸「片棒」/ 一山亭南坊「犬の目」/ 柱祭蝶「替り目」              (鳴り物:隣乃玄張ほか)

    <まだ若輩者の当らくてん会が、大阪における社会人落語の会の草分け・伝統ある泉笑会と合同の会をやらせていただくなんて夢のよう。お陰様で6人構成の長丁場もお客様を惹きつけたままアッと言う間にお開きとなりました。年内にもう一度という声もあがり嬉し嬉しの五月晴れでした。>
    泉笑会合同の会  泉笑会合同の会1-2

  • 泉笑会合同の会1-3  泉笑会合同の会1-4
  • 泉笑会合同の会1-5  泉笑会合同の会1-6
  • 泉笑会合同の会1-7

◎口上(第72回)

 お運びありがとうございます。

 「飲む打つ買う」などというんですが、「打つ」つまり賭け事というものは、他の二つにいやまして魅力的なものなのだそうです。「親子茶屋」という落語のサゲで親旦那が芸者遊びにうつつを抜かす若旦那に対し「必ずバクチはならんぞ!」というくらいですから、賭け事こそ「キング オブ 煩悩」と言えるかもしれません。

 さて、このギャンブルというものを理論的に分析した「ツキの法則」という本(PHP新書)がありまして谷岡一郎という学者さんが書いたものです。初版が十五年以上前ですので引用されているデータなどは現在のものとは少し違うところもあるのですが、人間の「気持ち」というものの不思議さがたくさん描かれていて興味が尽きません。

 たとえばギャンブルで「勝ち負け0の状態から五万円負けること」と「三〇万円負けた状態が三五万円負けになる」とでは客観的価値は同じ五万円でも、主観的価値では後者の方が「負けた感」が薄い。つまり、人がギャンブルの泥沼にハマっていく過程の心理がわかりやすく 示されています。

 また、こういう例も登場します。競馬場で「コーヒーの三〇〇円は高すぎる」と文句をつけながら馬券を一0万も二0万も買う人は、コーヒーという項目における価値基準と馬券を買うための価値基準が同じでない。その人にとって「ギャンブルに使うお金は、ある面では普通のお金ではない」という感覚が生じているというわけです。ギャンブルで勝ったお金は本人が懸命に働いたお金とは異なるため、結果として「ギャンブルで勝ったお金は身に付かない」ということになる。

 著者は「公営ギャンブルでは約二五%、宝くじでは五〇%以上を主催者がテラ銭として天引きしており、長く賭ければテラ銭の率だけ収支はマイナスになる」ということを統計学を用いて完全に解明しています。その本人が、現在も性懲りもなくギャンブルを続けているというところが、まあギャンブルが「キング オブ 煩悩」である所以(ゆえん)でしょう。

◇出演第23回「町家寄席」               (平成26年4月26日)

・と き   平成26年4月26日(土) 午後2時開演
・ところ  大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム) 
・番 組   一山亭南坊「嫉妬の報酬」/ らくてん亭水車「くしゃみ講釈」/                 隣乃玄張「寄合酒」/ 立の家猿之助「質屋蔵」  (鳴り物:四笑亭〇丸ほか)

<準レギュラーの玄張さんや、また今回初めて猿之助さんの出演を得て、黄金週間初日の会場は大いに沸きあがりました。とりわけ第2回社会人落語日本一決定戦・決勝3位の猿之助さんについては、「質屋蔵てこんな爆笑ねたやった?」と思うほどの反応で、絶賛の言葉を連発してお帰りになるお客様も。有難いこと。>

町家寄席(H26.4.26)玄張さん  町家寄席(H26.4.26)猿之助さん

 

◇第12回「らくてん西寄席」               (平成26年1月25日)

  • と き   平成26年1月25日(土) 午後1時30分開演
  • ところ   西区老人福祉センター
  • 入場料  無料
  • 番 組    隣乃玄張「十徳」 /唐亭一寸風「寄合酒」 /                         らくてん亭水車「くしゃみ講釈」/ 笑人「佐々木裁き」/                   隣乃玄張「代脈」/ らくてん亭小茶子・かっぽれ踊り                    (鳴物:らくてん亭さくら他)
                                                                        <やむない事情の南坊さんに代わって笑人さんが同じ演目で助っ人、また哲ちりさんが風邪でダウンして男気の玄張さんがもう一席、それぞれ急なお願いにもかかわらず引き受けていただきました。お陰様で会場は大いに沸き、他の面々もほんとに気持ちよくやらせていただきました。お客さまから「ほんとに楽しかった」「しあわせでした」とまで言っていただき、感謝感謝の一日でした。>

◇Tennojimura-yose English Rakugo Part3      (平成26年2月9日)

 Feb.9th 14:30

at Sanno fukushi kaikann       map on the above part

Admission 500 yen       

<Program>  

1.This is Rakugo    by Showto (笑人)

            Introduction of Rakugo and how it’s performed

2. Hatsutenjin    by Arara (あらら亭あらら)                    

3. Mr.Dog    by Sunshow (喜輝亭三笑)

4. Workshop    by Showto (笑人)

           Let’s perform short Rakugo story with Rakugo instructor

5. 4 Habits    by Kanta (起時亭かんた)

6. Gonsuke’s fish    by Kitty (西ノ家喜亭)

◎口上(第71回)

お運びありがとうございます。

 少し前ですが、今年の8月、暑い盛りに、わたくしが仕事帰りの電車に乗っていたときのことです。

 ご存知でしょうか、「ニュートラム」という、高架の上を走って「住之江公園」と「コスモスクエア」を結ぶ市営の電車がございます。この電車、自動運転で運転士も車掌さんも乗っておりません。

 小さめの車両で3両編成ですが、通勤時間帯は本数も多く、夕刻のこの時間帯の 「コスモスクエア」行きはたいてい空いています。その日も、ゆっくりと座席に座ることができました。

 高架の高さがかなり高いので、走行中の景色もなかなか結構でして、当日もちょうど日没直前の大きな太陽が南港の海にかかる、そんな絵のような夕景が車窓に切り取られているのを、おそらくほとんどの乗客が眺めるともなく眺めていたと思います。車内は冷房がほど良くきいています。

 わたくの向かいに座っていた60歳代と思われる男性。こちらも仕事帰りの様子ですが、ひざに上に置いたショルダーバッグのファスナーを開けゴソゴソしていると思ったら、やおら缶ビールを一本取り出し、プシュっとあけてグビグビと飲み始めました。

 マナーとしてはいささか…ということはありましたが、ガラ空きの車内、夕焼け、一日の仕事を終えたこと、ご本人にはそれ以外のこともあったかも知れませんが、家まで待てずに一杯のむにふさわしい理由はあったように思います。また、そう思わせるようなある種の生真面目さが漂うひとでした。

 うまそうに飲みますなあとチラチラ見ていたら、今度は同じバッグから真っ赤なトマトをひとつ取りだし、大きくかぶって、すかさずまたビールを飲みます。

 これは、たまらん。家まで5分の最寄り駅に着いたわたしは駅前のスーパーでビールとトマトを買いました。歩きながらとも思いましたが、やはり一番おいしいタイミングは過ぎていたようで、結局家まで持ち帰りました。やっぱり、真面目で正直な人の上にシアワセは降りてくるようです。   (山)

◇第72回「西成寄席」                  (平成26年2月28日)

第72回

  •  と き   平成26年2月28日(金) 午後6時15分開演 (30分前開場)
  • 口 上   ここをクリック下さい 
  • 番 組
    「つる」     桂 治門  (プロフィール
    「親子酒」   桂 そうば (プロフィール
    「持参金」   桂 春若  (プロフィール
    「幽霊の辻」  桂 よね吉 (プロフィール
    「立ち切り」  桂 蝶六  (プロフィール
    西成寄席(第72回)今回のトリは桂蝶六師匠の「立ち切り」。控室で過去のいろんな名演が話題に出て、ものすごいプレッシャーだったとか。そんな風にはとても見えない素晴らしい熱演に、お客様も出口でそれぞれに満足のコトバがこぼれる引けとなりました。下座から聞こえる小糸の唄声もしっとりと美しかった。「立ち切り」か「立ち切れ」か、「線香」をつけるなら先か後か等々、打ち上げはなかなか立ち切れず深夜に至りました。
     

◇第45回「らくてん寄席」                 (平成26年2月15日) 

◇Tennojimura-yose English Rakugo Part2      (平成25年12月8日)

 Dec.8th 14:30

at Sanno fukushi kaikann       map on the above part

Admission 500 yen              

<Program>

  1.  This is Rakugo  by  Showto  (笑人)
  2.  Eye doctor  by  Marumaru  (四笑亭〇丸)
  3.  I hate pizza  by  Merin  (ぷりん亭芽りん)
  4.  Workshop  by  Showto (笑人)
  5. Where is it from?  by  Charlie  (須磨乃家茶里)
  6.  Judgement of Mr.Tengu   by  Kitty (西ノ家喜亭)